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2020.09.10#その他

ピカリと輝く沖大生!? 『夢は新聞記者になること!』我如古ももこさん(経法商学科2年次)

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ピカリと輝く沖大生!?

夢に向かってがんばっている学生を紹介するピカリと輝く沖大生!企画。新型コロナウイルスの影響の中、状況を前向きにとらえて、学びや研究を継続している学生さんがいます。日々、何ができるかを自らに問い、多くの本を購入し読むことやフィールドワークが行えない状況で資料収集に励んだり、新聞への寄稿等、チャレンジを続けている、経法商学科2年次の我如古ももこさんを紹介します。

Q現在取り組んでいること(研究)について教えてください

1年次のときから地域研究所が主催している「琉球弧研究支援」に応募し、今年度も南西諸島の陸上自衛隊配備をテーマに調査研究を継続しています。春季休暇中には、国会図書館に行き、資料収集をと思っていましたが、新型コロナウイルスの影響で断念しました。現在の状況下ではどこにも行けないので、今年は資料収集を中心におこなっています。前期の授業では、島袋先生の「中小企業論」の課題で、コロナ禍の社会変化について調べて、1万字ほどのレポートを提出したりもしました。

Q琉球弧研究について

高校時代から興味がある新聞記事等をスクラップしていて、そこから研究テーマを決めました。「南西諸島の陸上自衛隊の配備」については、国の専権事項と民意との微妙な乖離点を分析し、軍事基地の社会的な位置づけをとらえたいと、1年次の夏季休暇中には、石垣島に行き、住民の方にアンケートを実施したり、地元の新聞記者の方との意見交換や、市役所へ資料を閲覧したりと調査を行いました。行けば簡単に住民の方にお話しを伺えるかと思っていましたが、複雑な問題なだけに、お年寄りに怒鳴られたり、「よそ者が年寄りをいじめるな」と強く言われ、めげそうにもなりましたが、自分が興味をもったことを最後まで調査したいと気持ちを奮い立たせて、3日間の調査を終えることができましたし、継続して研究していきたいと思っています。

Q以前から、活発に調査に動き回るようなタイプだったんですか?

私は中学校の3年間、不登校だったんです。原因は、自分の意に反してまで周囲に同調する必要はないかと思ったからです。定期テストの日になにかに怖くなり、家に逃げ帰ってから学校へ行けなくなりました。中学卒業後も那覇市にあるフリースクールで学びました。なので6年間、独学で学んでいました。でも私にとっては大切な時期だったかと振り返ると思います。島袋先生にも、不登校の時間は生き抜く力を蓄えるインプットの時期、今の行動力の原動力を養っていたのではないかと言われました。大学という場は私にとってはどれも新鮮なことだらけです。教職員の方々、そして大学に属する様々な人がすごいなと感じて(掃除をされている方や警備の方)、感謝を感じる日々ですし、先輩や先生方との会話が自分自身の自信にもつながっています。人との交流やつながりを大事に過ごせています。沖縄大学に入学して、良かったと心から思います。新型コロナの自粛期間中は、不登校の時と同じような生活だと感じましたが、私の中では、成長している自分が確実にいて、自粛が終わったら、フィールドワークに行きたいなとかやはり講義も対面がよいなとも思っています。やはり体で感じることって重要だと思いますから。

Q先週の土曜日(9月5日)に琉球新報に、我如古さんの記事が掲載されましたね、よく寄稿されているのですか

初めてのチャレンジでした。島袋先生の講義から、感じたことをまとめたところ、寄稿して1週間ぐらいで記事になり、驚きました。「呼称と無意識の差別」というテーマで論壇に掲載されました。今年は10代最後の1年で、自分のこれまでを総括できるような取り組みをしたいと思っていて、その第一歩が新聞への寄稿でした。すぐに掲載していただけうれしかったです。

Q夢や将来の進路について

将来の夢は、新聞記者になることです。資格取得に向けた環境が充実している理由で沖縄大学へ入学を決めたので、当初は公務員を志望していましたが、興味あることをとことん追求したいという点からも新聞記者を目指したいと考えるようになりました。絶えず社会に蔓延る諸問題に着目していきたいです。