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2023.09.29#イベント

第601回沖縄大学土曜教養講座「国際シンポジウム 沖縄から考える「慰安婦」問題―宮古島「慰安婦」のための碑15周年とアジア―」が開催されました。★YouTube動画あり

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第601回 沖縄大学土曜教養講座
「国際シンポジウム 沖縄から考える「慰安婦」問題 ―宮古島「慰安婦」のための碑15周年とアジア― 」 が対面にて開催されました。

●日 時:9月9日(土)/13:00~17:30

●会 場:沖縄大学 3号館1階 3-101教室

●全体進行:宮城 公子(沖縄大学名誉教授)

●第二部進行:川満 昭広(インパクト出版社代表)

●開会挨拶:山代 寛(沖縄大学 学長)

●登? 壇? 者:【第 一? 部】

金 昌禄 キム チャンロク(慶北大学教授)

藤目 ゆき(大阪大学教授)

李 娜榮 イ ナヨン(正義連? 理事長/中央大学教授)

朴 貞愛 パク チョンエ(東北亜歴史財団研究委員)

【コメント】

謝花 直美(フリージャーナリスト)

洪 玧伸 ホン ユンシン(沖縄大学准教授)

【第 二? 部】

高里 鈴代(基地軍隊を許さない行動する女たちの会 共同代表)

宋 連玉 ソウ ヨンオク(青山学院大学名誉教授)

梁 鉉娥 ヤン ヒョンア(ソウル大学教授)

上里 清美(宮古島で「慰安婦」問題を考える会 共同代表)

【コメント】

山城 紀子(フリージャーナリスト)

宮城 晴美(沖縄女性史研究家)

●閉会挨拶:中原 道子(早稲田大学名誉教授/宮古島で「慰安婦」問題を考える会共同代表)

●通? 訳? 者:

金 美恵(東京大学 特任研究員)

李 裕珍(戦争と女性の人権博物館?日本連帯担当)

●開催方法:対面

●参加者からの感想(一部抜粋)

1

 

沖繩に慰安所が145ヶ所も存在したことにビックリしました!軍隊があるところにレイプ、強姦、性犯罪がつきものだと分かりました!勉強になりました!ありがとうございます!40代公務員
2慰安婦問題の現在を、多方面から知ることが出来て大変満足しています。慰安婦問題を継承することの意義を、改めて確認させていただきました。韓国内で妨害活動をする人々について初めて知り、日本の場合だと「自虐史観」のような価値観に基づいていると思いますが、韓国の場合はどんな信念(???と言ってよいのか?)でやっておられるのか、知りたいとも思いました。50代一般
3充実した内容の講座でした。戦後78年経ったいまでも解決しない「慰安婦」問題。ジェンダーや植民地主義、階層などの要因が複雑に重なり、結局、立場の弱い人たちが被害を受け続ける構造にはめまいを覚えます。それでも声をあげつづける女性たちの連帯に、自分なりに関わっていきたいと励まされる思いでした。40代沖縄大学職員
4学ぶことの重要さ、知ってしまった事の責任をあらためて感じました。今社会はとても疲弊していると思います。生活に追われ、様々なことを考える余裕がない。でも学びの場があり続ければ、希望につながると思います。充実した資料も素晴らしかったです。50代会社員
5パネリストの待ち時間が短くてとても残念な気がしました。もっともっと聞きたかったです。60代一般
6とても豪華なスピーカーと講演が揃っていて時間が足りないくらいだったと思いました。午前?午後の1日シンポジウムでも良かったように思います。宋教授からは貴重な研究報告も踏まえた講演で、ここについて他のスピーカーの方からの意見も聞いてみたかったです(これだけで1つの土曜講座でもいいくらいと思いました)。40代一般
7各方面の先生方や活動者の方々のお話が聞けて、多角的でとても厚みのあるシンポジウムでした。慰安婦と徴用工問題ではいつも日本そして私達の加害の事実に、本当に申し訳ない事だと、何故そんな思いをさせてしまったのかと忸怩たる想いです。歴史修正主義に対抗するには、あらゆる資料から丹念に事実を拾い、それを広く伝えることが大事だと思います。県、市町村史、個人の証言、外国に残る当時の史料、信頼できる調査機関の当時から遠くない時期のデータに事実のカケラを見出せます。私自身も同様に調べ、第三者に事実と説明出来るだけの資料を見つける事が出来ました。他にもきっと良いアイデアがあると思います。韓国、日本双方向でその様な方法を集めて、議論や実践ができると一歩進んだ交流が生まれると期待します。60代団体職員
8それぞれの先生方の話を1時間づつ聞きたいなと思ってしまうくらい1人1人の先生がたの発表がすばらしいものでした。特に宋連玉先生の発表では私自身全く抜けていた視点だったのでとても勉強になりました。40代団体職員
9韓国、沖縄、日本、アジアの従軍慰安婦問題、強制連行問題の歴史や現況、根本的な問題の指摘がよく分かって、勉強になった。70代以上沖縄大学教員
10ソン?ヨンオク氏:妓生をめぐる「研究状況」は初めて聞くことであり、興味深く聞いた。著書に期待します。 藤目ゆき氏:戦後補償運動の主体に関する問題提起は、沖縄の戦後と向き合う姿勢を問うものであった。
イ?ナヨン氏:右翼ネットワークを時系列に発表されて、その凄まじさにたじろぐが、どのような対抗思想の、ネットワークが必要とされるか、議論を深める契機にしたい。
パク?チョンエ氏:冷戦体制後の国際規範は、「矯正的正義」が必要であり、植民地の経験を中心に再構築されるべき、という提言がインパクトがあり理論の進化と深化を感じる。研究成果を如何にして市民と共有の力に変えられるか、という真摯な問題提起は脱植民地をめぐる連帯のキーワードになると思う。長時間のシンポの時間配分が実に見事になされて、フラストレーションなく参加できた。きよみさんとホンさんのアリランは、締めくくりとして長時間の緊張をやわらげ、よいシンポの印象となった。
70代以上一般
11調査、研究の積み重ね、分析の深まり、特に韓国ゲストと藤目氏の報告&思想。これだけのメンバーによるトークセッションをじっくり聞きたかった。宮古?読谷?渡嘉敷の島ンチュの声も、またの機会に是非!70代以上一般
12?山城紀子氏の琉球?沖縄の「慰安婦」のこと、時間がなく発言が制限されてしまい、とても残念でした。
?私自身、本講座の「総括」ができずにいます。頭がまだボーッとしています。資料を読み直し、じっくり考えたいと思っています。とても貴重なシンポジウムでした。
70代以上一般

 

 

後列左より 金昌禄氏、李裕珍氏、宮城晴美氏、梁鉉娥氏、宮城紀子氏、洪玧伸氏、朴貞愛氏、謝花直美氏、上里清美氏、金美恵氏、宮城公子氏
前列左より 山代寛氏、高里鈴代 氏、藤目ゆき氏、中原道子氏、宋連玉氏、李娜榮氏、井桁碧氏