新年あけましておめでとうございます。
昨年は、新型コロナ感染症が5類に移行、WHOが緊急事態の終了を宣言し、報告される感染者数が激減するなど、長く続いたパンデミックが収束化し、キャンパスに賑わいが戻った年になりました。在学生や保護者、教職員、後援会、同窓会、そして地域の皆様には、様々な形のご支援、ご協力をいただき、コロナ禍を乗り越えることができましたことに対して、心から感謝の気持ちをお伝えいたします。
昨年は沖縄大学の第五次中期計画の総括の年でした。この第五次中期計画は大学の10 年後の姿を見据えた長期ビジョン 「OKIDAI VISION 2028」を実現するため,2019年 4月から５年間の計画として策定されたものです。「OKIDAI VISION 2028」は、「地域共創?未来共創の大学へ」という理念に基づいて、教育、研究、社会貢献の3つの将来像と、新たな共創に挑戦する将来像を示すものとして、沖縄大学の創立60周年を機に策定されました。沖縄大学のウェブサイトで公開されていますので、ぜひご覧ください。
沖縄大学は、このビジョンを実現するために、第五次中期計画のもと、コロナ禍の困難の中にあっても、「地域がキャンパス、地域のキャンパス」となることを目指し、教職員一同で取り組み、成果を上げてまいりました。第五次中期計画のなかで、新たな共創への挑戦として、健康栄養学部新設、日博体育,日博best365官网への学部名称変更などにより,大学に新しい風が吹き、カジマヤー(風車)をモチーフとした新たなロゴマークの制定はコロナ禍に立ち向かう挑戦のシンボルとなりました。
今年は第五次中期計画を引き継ぎ、2028年に向けての第六次中期計画のスタートの年です。私立学校をめぐる経営環境は、近年の少子化等の影響もあり今後、厳しさを増していくことが予想されていますが、沖縄大学は、地域と共に沖縄の未来を創る大学として、教育、研究、社会貢献に邁進し、新たな共創に挑戦してまいります。皆様のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。本年も沖縄大学をどうぞよろしくお願いいたします。

学長　山代寛