１０月７日、沖縄の交通問題の解決や公共交通の利用促進に向けたワークショップが本学で開催されました。

このワークショップは、沖縄県企画部交通政策課が検討を進める沖縄の持続可能な交通環境の実現を目指した取り組みに経法商学科の石川ゼミの学生が協力する位置づけで実施されました。今回１回目のワークショップでは、沖縄県から学生に対し、沖縄におけるあらゆる課題と交通問題の関連性についてご説明いただきました。

ワークショップでは、沖縄と他の都道府県を比較し、沖縄では小学生から車で送迎されている割合が高く、高校生の４割は保護者が送迎していること、通勤?通学は男女ともに車移動が大半であることがデータで示されました。

また、那覇市内の交通渋滞は全国ワーストクラスで、環境負荷が高いだけでなく、過度な車依存により、全国一の健康診断有所見率や平均寿命の順位の下降にもつながっている可能性が指摘されました。

コンパクトなまちづくりをどのように実現し、持続可能な公共交通をどのように整備していくか、県民の健康や沖縄の経済等、沖縄の問題をどのようにすれば解決できるのか、沖縄に暮らす人々の生活をどのようにデザインし直していくかなど、今回提示された問題提起に対し、学生はゼミ活動を通じて課題を整理し、アイディアをまとめ、１２月には沖縄県の皆様に発表を行う予定です。