2024.12.09#イベント
「戦後80年、平和をどう繋げていけるか考える」こども文化学科学会開催
12月7日、第9回こども文化学会が「沖縄戦の記憶を教育現場で如何に伝えるのか―戦後80年を越えて小学校教員に求められていること」をテーマに開催され、在学生や卒業生、また来年入学予定の高校生も参加し行われました。
開会にあたり、本学客員教授で琉球新報客員編集員(毎日新聞兼務)の藤原健さんが挨拶され「現在、地球上では6秒にひとり、子どもたちが命を落としている。今の沖縄ではそういう状況ではないけれど、80年前の沖縄ではそれ以上のことが起きていた。二度とそういう状況にならないように、未来の子どもたちを守り、そしてどう教育現場で沖縄戦を継承していけるかを考える時間にしたい」と今回の学会開催の意義についてメッセージを贈りました。
講演では琉球歴史家の賀数仁然さんが親戚が体験した悲惨な沖縄戦について、そして武力ではなく平和外交に徹した琉球の誇れる文化について触れお話しいただきました。また平和教育コーディネーターで沖縄戦跡や米軍基地に詳しい大久保謙先生も参加し、平和教育の在り方についてトークセッションが行われました。
後半は松尾理沙先生のゼミ生による台湾國民小学校との国際交流活動報告や石垣島のこどもたちとの交流を行っているゼミ生の課外活動についてもプレゼンが行われました。
左から:藤原健さん、賀数仁然さん、大久保謙さん