2024.12.17#その他
映画監督 平良いずみさんが語る『PFAS汚染からみえる沖縄の駐在地』現代沖縄学入門
12月17日5限、経法商学科若林千代先生担当の「現代沖縄学入門」の講義では、映画監督の平良いずみさんをお招きして特別講義が開催されました。
平良さんは、長年、沖縄テレビ放送のアナウンサーとして取材活動を続け、数々のドキュメンタリー番組を制作し、2011年には『どこへ行く、島の救急ヘリ』で民間放送連盟賞テレビ報道部門優秀賞を受賞。2018年には、『菜の花の沖縄日記』で第38回「地方の時代」映像祭グランプリ、民間放送連盟賞報道番組部門優秀賞を受賞。2019年には放送界で活躍し、優れた功績をあげた女性に贈られる『放送ウーマン賞』を受賞しています。今回の講義では、沖縄の水問題、有機フッ素化合物(PFAS)汚染について現状を講演し、今年10月に国連(ドイツ)での最新取材の様子も紹介いただきました。平良さんは「8年この問題を取材、米国やイタリアでは市民が声を上げ、法的規制が厳しくなっている状況がある。日本国内では法的規制の対策が遅れているなかで、沖縄の女性たちが行動して国連での訴えを行っていることなどを知ってほしい。沖縄の声を届けるためにこれからも取材活動を行っていきたい」と学生たちに沖縄の問題について関心をもってほしいと呼びかけました。