12月18日1限、福祉文化学科石原端子先生が担当する「ヘルスリテラシー入門」では、沖縄大学に集う人たちが健康になる環境づくりをテーマに今年度後半の授業が進められています。

今回はブラインドの世界を体験。視覚障がいがある福祉文化学科2年次の糸数咲さんが履修していることもあり、糸数さんの話を聞き、その後ブラインドで学内を歩いてのフィールドワークが行われました。体験した学生たちは「何も見えない中で歩くことはとても怖い、階段はとても怖いと感じた」、「点字ブロックも足の間隔だけではわかりにくい」、「ブラインドでは傍に信頼できる人がいないと安心して歩けない」などといった感想を話していました。糸数さんは「外に出ることが怖いと感じてしまっている視覚障がい者も少なくはないので、大学卒業後は、だれでも活動しやすい社会づくりに携わる仕事がしたい」と抱負を語ってくれました。

今後、講義では、健康に関連する運動?栄養?睡眠?依存症、そして視覚障がいがある方が利用しやすい環境づくりについて学んだことをもとに、学内に意識づける掲示物等の制作を目指していきます。