<

日博体育,日博best365官网

图片
LANGUAGE
LANGUAGE
2025.01.22#その他

『戦後80年 平和への祈りを込めて 沖縄研究奨励賞受賞式』吉川麻衣子教授

  1. HOME
  2. ニュース一覧
  3. 『戦後80年 平和への祈りを込めて 沖縄研究奨励賞受賞式』吉川麻衣子教授

1月22日、第46回沖縄研究奨励賞受賞式が那覇市で開催され、社会科学部門受賞の本学福祉文化学科吉川麻衣子教授が本賞を受賞されました。

今回の沖縄研究奨励賞には11件の推薦応募から選考が行われ、「沖縄戦を生き抜いた人びとの体験と想いの継承に関する研究」が評価され、先月(12月)、吉川先生の受賞が決まりました。式では選考委員の牧野浩陸委員長より「沖縄戦経験者の気持ちに寄り添い、本音を聞き語りしてきた吉川先生の包容力と愛情に感銘を受けました。沖縄戦の体験を語れるひと、語ることができないひとたちの自立そのものを支援していき、体験者の方々がどのように警告を発したか、重要な貢献です。戦後80年をむかえた沖縄、どのように沖縄戦を継承していくか、本当に大事な課題だと感じます」と講評がありました。

その後、受賞記念講演があり、吉川先生はこれまで想いを語ってくださった方々への感謝の意を述べられ、2005年から行っている沖縄戦の語り場についての実践報告を行いました。講演の最後には沖縄戦体験者の言葉をまとめたスライドを流し、式に参加した全員が平和への願いを共感する時間もありました。

また、吉川先生が研究をはじめるきっかけとなった小学校の恩師で戦争の語りべとして活動をされている翁長安子先生も授賞式にかけつけ、教え子の受賞を喜んでいました。

翁長先生は「麻衣ちゃんが小学校6年生のときに沖縄戦の話をしました。私は15歳で沖縄戦を体験し、悲惨な戦争を二度とおこしてはならないと沖縄戦で亡くなられた多くの人の想いを、語ることで伝えてきました。麻衣ちゃんからは大学卒業のときに、先生の戦争体験のお話しがきっかけで、卒論では体験者について論文を書いたと報告がありました。心理学を学んだうんぬんではなくて、麻衣ちゃんの感受性がここまでの研究に取り組めたんだと思います。賞も受賞されてとても嬉しいですし、今後も一緒に沖縄戦についてどう伝え、継承していくかについて取り組んでいけたらと思っています」と話してくれました。

吉川麻衣子教授と翁長安子さん